クリスマスキャロル
もうすぐクリスマスだなあと実感した昨日のこと。
朝 病院に行くはずがサボり、昼まで寝ていたおかげで友人と会う元気があった。
ゆったりしたペースの友人二人だったので、居心地よく夜まで楽しむことが出来た。
私たちは写真を撮る事が好きで、クリスマスマーケットへ行って写真を撮るプランだった。
初めて行くクリスマスマーケットはなんだかとても煌びやかで、一人ではとても近づけないように思った。
はしゃいでメリーゴーランドに乗ったし、ドイツの有名な白ソーセージというものも食べてみた。
透明な分厚いビニールで覆われているテントの中で食べながら、色んな話をした。
仕事を休職していること、好きな人から離れようと言われたこと、インスタグラムのストーリーも非表示にされたこと。
きっと一人で過ごしていたらとても苦しくなっていたけど、友人と過ごす事で少し緩和されたように感じた。その場しのぎかもしれないけど、確かにそこまで苦しくなかった。人と過ごす力はすごいな。
ビニールの外で、雨が降る中 恋人や大切な人と一緒に肩をすぼめながら一緒に歩いて行く人たち。誰を想って、クリスマスを考えるのだろう。苦しいけど、雨が切なくさせてくれていた。
それからカフェに行って夜ご飯を食べて別れた。いつも食べていたはずの量のパスタは あと少しが食べきれず、若干吐きそうになりながらも何とか完食した。
帰る時「もう良いお年を、だね」と一人が言った。今の時期会う人には大抵言っているのだと言う。
確かにそうだ、気がつくと辺りはクリスマスキャロルから一転 和風でめでたいような音楽に変わっていくだろう。
きっとその頃には私の答えも出て、あの人の答えも出ているだろう。
過ぎていく時間が二人を愛してくれますように。頼むよサンタさん。