ななぶんのいち

つよく 素直に生きたい。

喫茶店にて

今日は二度寝、三度寝をして

結局11時30分くらいに起床した。

お腹が空いた気がしたので、ゆっくり準備をして13時頃に近所のうどん屋さんへ向かった。

 

雲の隙間から時々暖かい光が差すものの、風は身を切る冷たさだった。

お金が入った小さいポーチと、フィルムカメラだけ持って出かけた。

カメラを持っていけば、嫌でも感度が上がると思ったし、撮るものを見つけようとするだろうと思った。

ただ、撮るものを見つけようとする自分にも疲れてしまった。

 

うどん屋に着いて1人、窓際の席でかけうどんを食べた。久々に一人前のご飯を食べ切れたと思う。

以前感じていたよりもうどんは美味しくて、コシがあって、出汁は魚の味がちゃんとした。

ちゃんと味わえたことにちょっと感動した。

 

気分を良くした帰り道は、3〜4枚写真を撮った。

寒すぎて、家に着く頃には頭が痛かったけど、気分はまだ清々しかった。

 

行こうと思っていた写真展には行けなかったが、昼寝から起きた後も気持ちはまだ軽く感じた。

夜ご飯を食べた後、家に居ることに閉鎖感を感じていたので母にドライブに連れて行ってもらった。

夜の喫茶店は、なんだか時間を贅沢に使っている感じがして好きだ。

賑やかなおば様方も、1人恋人とテレビ通話している男性も、何故か時々聞こえる犬の鳴き声も、全て愛おしく思えた。

 

ケータイを見ると、ラインが来ていた。

上司からだった。

確認の連絡だったが、私には身に覚えのない事項だった。

その瞬間 頭を回転させて必死に返信を考えたが、「分かりません」と打っている途中、

「解決した」とラインが来た。

「良かったです!」と速攻で返事をしてからすぐにケータイの画面を机に伏せた。

どうしようもなく息苦しくなって、トイレに駆け込んだ。

 

今も、まだ胸が苦しい。

うつ病とは言うものの、気の持ちようじゃないか、と思っていたさっきまでの自分、間違ってたみたいだよ。

上手な息の仕方が分からない、本棚から持って来た本も開けない、急な衝動でまた1からやり直しになる。

 

結構やっかいなものだったみたい。