人の尻を追いかける
人の目線が気になる。
どこを向いているのか、誰に向いているのか。
自分がその人を好きな分、その人も私のことを同じくらいには想っていてほしい。
だから好きな人が他の人の方を向いているのが嫌だ。
見ていた分自分の方をもっと長く見てほしい。
こっちを見て欲しくて結局 相手の尻ばかり追っている。
追ってばかりでなんか疲れた。
AirPodsの3だかproだか、バージョンの話してて全然分かんない。
地元が同じだという話をしたかったのに、遮られる。
仲良いと思っていた人が、私よりも仲良くないであろう人に、私の知らない話をしている。
「またどこかで是非話させて」の"また"が来ないことなんて前世から決まってる。
話の内容、近くで詳しく聞いちゃったし。
ふーん、それ私に話してくれないんだ、あっそ、そっか。
いいよ別に誰が誰に何言おうと決まっているわけじゃないし、言わないって選択肢もあるよね。
面倒くさくて、詰め替え用のメイク落としシートでごしごし擦ってメイクを落とす。
肌痛いし、乾燥してシワになるかも。
まあそれもどうでもいっか。
決まっている話じゃないから、言いたい人にしか言わないって言ってたもんね。
まあいいんだよ、私の肌が荒れたって夜中なのにインスタントラーメン啜ってたって。
でもなんで私だけこんな追いかけてんだよ。
私も特別の中に入れて欲しくて必死になって人の尻ばっか追いかけて。
なんかもう疲れたわ。