ななぶんのいち

つよく 素直に生きたい。

一番になりたい話

小さい頃、母がよく寝る前に絵本を読んでくれていた。一緒に図書館へ行ったり、児童書を読み漁ったりもした。

今は毎日本を読む時間を取る事はなくなったが、週一回くらい活字に触れて心をそこだけに集中させる時間を設けられたらな、、と思っている。

 

結構 前に更新した際、森見登美彦さんが好きだと綴った。あの人の書く文章の、どうも言えぬまどろっこしさが愛おしい。

森見登美彦さんが好きだと言う人は是非仲良くなりたいと思うが、身近にそうそう居なかった。

ただ、会社の同期に一人だけ森見登美彦さん好きが居た。たまたまお互いの名前も一緒だった。他にも共通点が多々あり、仲良くなって、よく遊びにいくようになった。違う県だし新幹線でも約2時間くらいかかる距離に居るけど、それでも休みが合えば旅行に行っていた。

 

"泊まれる本屋"がコンセプトの某ホテルは東京から福岡まで広く点在している。本が好きな私達は度々そこへ足を運ぶ。

 

昨日泊まったのはもう4店舗目になるだろう。土地によって それぞれ違う雰囲気なのも良い。本棚の中で眠るような空間は初めて見た時、とても興奮した。夢に見ていた空間がそこにあった。恐らくだが本が好きな人が来ているので、スタッフの方も泊まりに来る方も勿論 悪い人はいない。(と思っている)

時にお酒を飲みながら、朝食を食べながら、眠りながら、本の世界に存分に浸る事が出来る。一言で言えば、幸せな空間だ。

 

つい先日、活字を読む事も音楽を聴く事も、まだ出来なかった私からは想像できないくらい、落ち着いた時間を今回過ごす事が出来た。感受性が生きてるって幸せな事だと思えた。写真を撮りたいと思えた。

 

 

でも、

一緒に行った友人とは、好きなものが似ているし共感できる事も沢山あるけれど、それでもやはり信じすぎない事だとも思った。先日も、"余談"で話した通り、「楽しい時間をありがとう」くらいの付き合いが丁度良いのだと思う。

 

私は、男性と付き合う時もそうだが、

"もし自分と、あと一人しかこの世界で生き残れないとして、

自分が「あと一人」を選べるんだとしたら、

迷いなく私を選んでくれる人"

を探しているのだと思う。

大げさすぎるとも思うけど、きっとそういう事だ。今回分かった。

上記くらい、アッサリ人と付き合えたらと思うがどっこい上手くいかない。

同性の友人でも、恋人でも、きっと私は誰かの一番になりたがっているのだと思う。

素直に私もその人を、自分の一番にしたいのだと思う。

大切だよって、きちんと大切な人に伝えて生きていきたい。

好きを我慢するのは苦しい。

 

難しい、絶対 難しいとは思うけれど、私が思っている"大切"と、相手が"私を想ってくれる気持ち"が どうか同じくらいでありますように。