ななぶんのいち

つよく 素直に生きたい。

スターバックス

某喫茶店

大好きで愛おしくて、一生のうち一回は働きたいと思っている。

 

夜の景色が見たくて、また母に夜のドライブに連れて行ってもらった。

スタバのドライブスルーに行く、という名目だったので特に気合いも入れずスッピンにパーカー、モコモコのダウンを着ていた。

 

閉店の7分くらい前。前には一台の車が停まり、会計をしていた。

少しして順番が来たので、運転席の母に私のスターバックスカードを出してもらった。

「わあ、このカード僕一番好きなんですよ!」とものすごい笑顔でお兄さんが言ってくれた。

その時のキラキラした笑顔がもう、すごかった。苦しいくらいキラキラだった。

ただ、無防備だった私は「はあ、どうも」みたいな表情と態度をしてしまった。

そのふてぶてしい態度ったら。今思い返しても後悔しかない。

そんな私にも最後まで笑顔で接してくれた。

ありがとうございました!と、頭下げすぎなくらいお辞儀をして見送ってくれた。

 

お兄さんに、

「あなたの笑顔すごく素敵ですね」

と伝えれば良かった。

それと、「やっぱりお客様と関わる仕事が好きだって思ってしまいました」とも。

Sさんの笑顔と言葉だけで、こんなにも救われた気持ちになりました。

遠いから通うことはそんなに無いと思うけれど、あのお兄さんが幸せをくれたように、あの人自身もちゃんと幸せでありますように。